笑顔はあの頃のままじゃなくても、

◆今日であの震災からもう17年も経つのか・・・「もう」と言えるのは
自分が部外者であるからこそのお気楽な感想なんだろうけども・・・。
１・１７の後にも新潟や宮城やその他多くの場所でも大きな地震の
被害が出て、そして去年の３・１１の震災があって、もうこの国に
住んでいる以上はどこでいつ、誰が次の被害の当事者になるかは
誰にも予想が付かないけど、毎日つい色々な物事に流されては
なぁなぁで日々を上手く「こなす」事ばかり考えている自分のような
駄目な人間でも、時々ふと立ち止まって、いま自分がここにいて
生かされている事の意味について考える事をしないといかんなぁと
思うようになりました。この日常が続く事は決して当たり前ではないぞ、と。

神戸であの日、実際に被災した友人が言っていた「神戸もまっさらな土地から
ちゃんとここまで復興したんや。だから倍の時間がかかるかも知れんけど東北も
絶対大丈夫やで。きっと“あの時は～”って振り返って言える時が来るから」
「どんな事も、いつかは絶対に過去になって後ろに流れて行くんやで」の言葉に
とても実感がこもっていて、日々を常に大切に丁寧に過ごしているその人が心に
内包している悲しみとか強さとかに打たれ、彼女が生き残って自分と知り合い、
今も繋がっていられる事にただ感謝したのでした。幾つもの偶然が折り重なって
瞬間という点が時間という線になって、日常と呼ばれ刻々と流れて行く事の尊さ。

あーすれば良かった、こーすれば良かったと言い訳したり四の五のうだうだ考えず、
とりあえず毎日を投げ出さずに、自分なりに精一杯やってみようと思った訳です。

だから今、あなたがここに生きて存在する事も、あなたが思っている以上にとてつもなく
大きな大きな意味があって、これからあなたに出会うはずの多くの人達はきっと
ベストなタイミングを見計らって世界中のどこかで順番待ちをしているんだと思います。
まだ生まれてない人も、今日はただ擦れ違うだけだった名前も知らない人達も。

そう思いながら過ごすと毎日がちょっと楽しいな～と思うのは自分だけかしら＾＾；
実際は「初めまして」なんだけど「やっと逢えたな～！待ってたよ！」みたいな。

自分も誰かにとってそういう人になりたいな。とりあえず明日も頑張って働きますね。