薔薇十字団に愛を注ぎ込むブログです。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ★意外にも下の記事のどうしようもないカニバリズムネタに感想や ★邪魅を再読して感じた事。 シリーズの中で一番、脇役にイラッとするキャラが多いorz 無能者の男、キンキン声のやかましい女、極端に空気の読めない男、自己愛の激しい女、 総てを自分に結び付ける男、己の価値観を全て正しいと思っている女、恩着せがましい男、 異様に自己評価の高い上司 etc…羅列しただけでも疲れる。。 世の中こういう「警察に捕まる程ではないけれど、確実に質の悪い人間」が一定の数だけ 集団に紛れ込んでいて、ごく常識的な普通の人達が巻き込まれたり痛い目を見たり 振り回されたりして割りを食うんだよなぁ;と思いました。「お近付きになりたくない方々」の オンパレードだわ。。中でも大鷹と江藤と神崎の3人は特に。コイツらに好きになれる要素が 一つも見当たらないのですが、別に好きになる必要性も無いので現状維持で良いかな、と 思っています。てか、いつ読んでも大鷹と大仁田はキャラが被り過ぎ(笑)。 ★榎さんの目と邪魅の話。 大仁田の頭上に神崎の姿を「視た」榎木津さんの気持ちを思うと胸が塞がれます。 どれだけ失望したんだろう・・・と思って凄く悲しくて憂鬱な気持ちになる。 ・・・彼はあの目のせいで、今までどれだけガッカリするような物事に遭遇したんだろう。 不用意に傷付けられたり、裏切られたり、やり場のない憤りを感じたり、それを考えると 本当に堪らなくなる。 「嘘だと信じたい」「そうであって欲しい」って願いが、全て一番最悪な形で現実として 叩き付けられる辛さや遣る瀬なさは筆舌に尽くし難いと思う訳で。 榎さんの置かれた状況は、私達で言ったら手錠をされて椅子に括り付けられた状態で、 耳元で聞きたくもない雑音や罵詈雑言をずっと聞いてなきゃいけないのと一緒なんだと思う。 そんなの、自分だったら1日たりとて耐えられない。関君じゃないけど、確実に鬱になる。 戦後に再会した中禅寺や木場修、関君の頭上に何を視たんだろう。 韮山で堂島大佐に何を視たんだろう。神崎宏美の上に何を視たんだろう。 榎さんは周りから「アイツは何を考えてるかよく分らないヤツ」って思われてるけど、そこには 周囲(特に大人組)との信頼関係が元にあって、まだ榎さんと付き合いの浅い若者3人の 中にも「榎木津さんは強い人」っていう共通認識があって、そういう「アイツは大丈夫」って 周りの人達に思わせてるあの人の強さとか器の大きさ、逞しさや聡明さを思うと堪らなくなる。 あの人はなんて優しいんだろう。その胸にどれだけの悲しみを抱えているんだろう。 「ばかやろう」 「・・・え?」 「馬鹿野郎と言った。君は、本当に馬鹿だ」 ・・・もう、邪魅でのこの会話の流れが、本当に堪らなく悲しい。 こんな優しい人にこんな残酷な台詞を言わせるなよって声を大にして言いたい。 泣きたいのはアンタじゃなくて相手の方だって事に気付けない彼女の底の浅さが憎い。 私が榎鳥を書くのは、そういった事を全部ひっくるめた精神的な救済措置なんだと思う。 中禅寺でも木場さんでも益田でも青木君でもなく、鳥ちゃんを彼の横に据えている意味を 伝えられるような、優しさが連鎖して共鳴するような文章が書けるようになりたいです。
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益田は正義だと信じてやみません。若者とオッサンを幸せにする為に奮闘する日々。
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