Special thanks to you

★人の一生って、日記に書いたり記念写真を撮るまでもないような、平凡で
取るに足らない毎日の繰り返しこそが後々になって「あの頃はあんな風に
幸せだったな」って振り返って懐かしめるような気がします。

海外旅行だの有名店での高級ディナーだのよりは、２人で銭湯の帰りに見た夕日が
綺麗だったとか、焦がして失敗して食べる所がほとんど無かった料理の味とか、
２人で買い物した夕方の商店街のざわめきとか、そう云うつまらない事にこそ
晩年思い返した時に胸がギュッとなる郷愁が詰まっている気がして、そういう
日常の「襞」や「揺れ」をスケッチ出来たらいいな、と思いながら話を考えています。

「なんて事ない日々の積み重ねこそが人生の宝物なんだよ」って言う事を
伝えられるような、優しい幸せな話がいっぱい書きたいな。

日々は一粒の砂みたいなもので、それ自体にさほどの価値が無かったとしても、
それを積み重ねて行って人生の最後に俯瞰して見たら、実は一枚の大きな砂絵が
完成しているような、そういうニュアンスを込めて。

私の書いた拙い文章の中から、それを汲んで下さった上に凄く優しい温かい言葉で
感想を言って下さる方々がいらっしゃって、「凄く温かい気持ちになりました」とか
「優しい気持ちになりました」とか言われると、私こそ嬉しくて送られた拍手メッセージを
読みながらＰＣの前で泣きそうになります。そう言って下さる貴女の優しさや暖かさに
私はいつでも励まされて支えられています。

感想を言って下さる方もさる事ながら、拍手を押して下さる方も、ここに訪れて下さる方も、
皆さんに本当に感謝感謝です。林檎は皆さんの優しさに触れる度に、サイトをやってて
良かったなぁと思います。どうも有り難うございます。