薔薇十字団に愛を注ぎ込むブログです。
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★アバンチュール:火遊び、冒険的な恋、危険な恋・・・だそうです。
フランス語だという事を初めて知りました。夏の開放的な恋の感じで一つ^^; ◆ 「ん…ふ、んぅ…」 「ほら、もっと奥まで咥えて」 「けほっ…は、い…」 「相変わらず下手だなぁ。もっと顎を動かして。いつも言ってるだろう」 「すい、ませ…」 「まぁいいや。そのまま続けて」 口の中で持て余す程の彼自身に懸命に舌を這わせる僕の頭を ぽんぽんと軽く撫でると、彼は自分の指をペロリと舐めて指先を濡らした。 そしてそれを僕の後ろに当てがうと「力を抜いていなさい」と囁いて、指先に ゆっくりと力を込めた。瞬間、つぷん、と長くしなやかな指が僕の中に侵入して来る。 僕の粘膜は待ちこがれた刺激に歓喜した。 「はあぁぁ…っ!くぅ、うぅん…っ」 「ずっとこれが欲しかったんだろう?」 「はぅ…んぅ…は、い…!」 「気持ちいい?」 「はぃ…!いいです…ぁん、気持ち、良くって…!」 「お前の中、凄く熱くなってるよ」 「あはぁ…ッ!あん、ン、やあぁ…」 「もっと欲しい?」 「はい…!もっと…!」 「そうか。よしよし」 強弱を付けて内部の粘膜を擦り上げられ、はぁはぁと荒い息を吐きながら 更に強請る言葉を吐く僕に、彼はそのまま指を3本に増やすと、敏感な内壁を 爪で優しく引っ掻いた。それだけで僕は堪らなくなって腰をくねらせる。 もう喘ぐ事以外に出来ない口はとっくに彼自身を離してしまっているのに、 彼は奉仕が疎かになっている事を特に咎める事もなく、ただ僕に蜜のような 快楽をひたすら与え続け、僕はそうされる度に身を捩って彼の腰に縋り付いていた。 (今日の榎木津さん、何だかいつもより優しいや。 僕の気持ちいい事ばっかりしてくれる。どうしたんだろ…) それでも、優しくされれば嬉しいに決まっている。 意地悪をされて焦らされて泣かされても好きな事に変わりは無いけれど、 やっぱり優しくされればより一層、相手の事を愛おしく思う気持ちが強くなった。 僕は、先程までの自分の奉仕で勃ち上がって濡れた彼の先端に恭しく口吻けを落とし、 それから血管の浮き出た茎の部分に、大切な物にするように頬擦りをした。 頬越しにとくとくと脈動が伝わり、それに煽られた僕は更に付け根の、茂みの生え際を 舌で愛撫した。ざらりとした感触を楽しむように舌先を尖らせ、それから茂みの中心に 鼻を擦り付けて汗の匂いとはまた違う、彼自身の甘酸っぱい芳香を胸いっぱいに 吸い込んではうっとりした。 そして吃立した彼自身を掌で包み込む。 (これが、これから僕の…) 指で先端の鈴口の部分を丁寧になぞりながら、茎の部分はまるで ハーモニカでも吹くような格好で、啄むように口唇を横に動かして愛撫した。 ちゅ、ちゅ、と音を立てて吸い付くと、頭上からクスクスと笑う声が聞こえる。 「こら、くすぐったいぞ。人のもので遊ぶんじゃない」 「ぷは。榎木津さん、別に遊んでる訳じゃ…」 「“おいた”が過ぎると…こうだぞ」 「きゃんっ!」 彼は僕の中に埋めたままの指で、僕の粘膜の一番敏感な箇所をぐり、と抉った。 快楽神経が剥き出しになったようなそこに爪を立てられ、僕の背中に ぞくぞくと電流のような快感が駆け抜ける。 「はあぁんッ!榎木津さん…ッ!駄目です、やぁ、だめぇ…ッ!」 「何が駄目だ。悦いの間違いだろう?甘ったるい声を出して」 「ぁん、だってぇ…!」 「達きそう?」 「はいッ…!も、駄目です、出ちゃう…ッ」 「いいよ、達っても。今日の僕は気分が良いんだ。多少の粗相は許してやろう」 ぐいぐいと指先で前立腺を刺激され、思わず射精しそうになるのを 下腹部に力を込めて何とか堪え、僕は涙目で懇願する。 「お願いです、僕、榎木津さんが、欲しいんです…! 榎木津さんので、して、欲しいんです…ッ!」 「指だけじゃ不満か」 「ひぁン…っ!榎木津さんの指…とっても、気持ちいいけど… 僕、榎木津さんにも、僕の中で…気持ちよくなって、欲しいん、です…ッ!」 瞬間、僕の中に埋められた指はずるりと引き抜かれ、 その刺激に僕は息が止まりそうになった。 「お前のその下僕精神に免じて、今日は特別にお前の望み通りにしてあげよう」 …ほら、腰を上げなさい。可愛がってやろう。 言われるまま四つん這いの姿勢を取った僕の腰を掴んで、 彼は猛った自身をゆっくりと僕の中に突き入れた。 ◆ 「ひ、あぁぁッ!」 「久々だから…流石にキツいな」 「やッ!痛ぁ、い、榎木津さん、痛ぃ…っ!」 「力が抜けてないからだ。抜ければ直に悦くなるよ」 指とは比べものにならない質量を迎え入れて、僕の後孔はみしみしと音がしそうな程 限界まで広がっていた。身動きする度に秘部がぎしぎしと軋むような、 抓られているような鈍い痛みが走り、僕は細い悲鳴を上げながらも大きく息を吐いて、 彼の言う通り身体の力を抜こうと必死になった。 「あ、くぅ…!ふ、あぁ…」 「大丈夫か?」 「だい、じょうぶ…です…」 震える声で懸命に言葉を紡ぐと気遣うように頭を撫でられ、それだけで心の底に 温かなものが満ちた。久々の交歓に多少の痛みは付き物だが、それさえ 乗り越えてしまえば後に極上の蕩けるほどの甘露が訪れる事を身体が覚えていた。 「ン…榎木津さん、も、動いて…」 「いいのか?」 「平気、です…」 「分かった」 僕の言葉を受けて彼はゆっくりと動きを開始するが、 激しく抜き差しをするでもなく、なるべく互いの負担にならないように 腰をゆっくりと回すように動かしてくれた事も、僕には嬉しかった。 (痛くてもいい、榎木津さんのくれる痛みなら…) シーツを握り締め、僕は僕の中を満たす彼自身が 少しでも自由に動けるように腰を高く上げて見せる。 (榎木津さんもキツいだろうな…ごめんなさい、もう少し待って…) 僕の気持ちが通じたのか、彼は僕の前に手を回して挿入の衝撃によって 少し萎えてしまった僕自身をゆっくり扱き始めた。そしてもう片方の手で 僕の右胸の突起をやわやわと揉み込み、その快楽によって僕の力が 抜けたのを見計らって腰をグイ、と軽く突き上げた。 「はぁ…あっ…あん、あぁ…」 「悦くなってきたか?」 「はぃ…気持ちいい、です…」 「じゃあ、ここは?」 「ひゃあンっ!あッ!そこぉ…!」 彼は僕の最奥にある性感帯を狙って腰を打ち付け、 僕はその快感に自分のものとは思えぬような甘い声を上げた。 「はぁぁん…!やぁ、ぁん、あっあっ…」 「大分柔らかくなって来たな。絡み付いてきて具合がいいぞ」 「ぁはっ…あぁん、あ、くぅ…!」 (そこ、もっとして欲しい、もっと強く…) 震える腕で、ともすれば崩れ落ちそうになる身体を何とか支え、 突き上げられれば締め付けるを繰り返した。もう痛みなど 身体のどこにも残っておらず、相手から与えられる快楽を掻き集めて 急激に火の付いた身体はどこまでも貪欲に、更にその先にあるものを求めた。 「はぅ、ぅん…榎木津さん、もっとぉ…」 「はは、厭らしい声だ」 「ごめ、なさ…だって、気持ち、よくって…」 「こら、すぐに謝るんじゃないよ。僕は止めろだなんて言ってないだろ」 「はぃ…!くふ、ぅん…あぁ…」 「もっともっと厭らしい声で鳴きなさい。 お前がそんなはしたない姿を晒して良いのは僕の前だけだよ」 「は、い…!全部、見て、下さ…ッ!」 「いい子だ」 彼は僕のその言葉に満足したらしく、両手で僕の腰を押さえると一気に 動きを加速させた。叩き付けるような激しい注挿に、2人分の体重を 受け止めたベッドのスプリングがギシギシと悲鳴を上げる。 「あぁぁッ!!あぁッ!榎木津さぁんッ…!!」 「クッ…締まる…」 「んあぁっ、あッ!やッ、そんな、駄目ぇ…!」 「いいぞ、達っても」 「やぁ…っ!も、だめ、達く、いっちゃ…」 ぞくぞくした快感が背筋を駆け上り、僕は頭を激しく振りたくって絶頂を訴えた。 一人の時はあんなにシーツを汚すまいと慎重になっていたのに、今はもうそんな事に 構っている余裕など微塵も無い。僕の先端からはポタポタと白く濁った先走りが 滴り落ち、上等なシーツの上にいくつも染みを作った。 「あぁッ!もう、もぅ…!」 「…達きなさい、マスヤマ」 「やあぁッ!!榎木津さぁんッ!!」 ビクンッ!と肩を大きく震わせ、僕はシーツの上に勢いよく熱を放った。 「はぁ…ん…」 深い絶頂の余韻に浸り、シーツの上に顔だけ突っ伏した僕は、それでも内部に 穿たれた彼がまだ熱を持ったままだと云う事に気付き、ゆっくりと振り返る。 彼と目が合った瞬間、伸ばした指先で前髪をそっと優しく掻き上げられた。 「悦かったか?」 「はい…」 「僕はまだ終わってない」 「ええ。ですから…」 「どうせなら、顔が見える方がいいね」 「え?」 どうぞ動いて下さい、そう言おうとした僕の言葉を遮って、 彼は繋がったままの僕の身体を器用にぐるりと反転させた。 (4)へ PR |
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益田は正義だと信じてやみません。若者とオッサンを幸せにする為に奮闘する日々。
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