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薔薇十字団に愛を注ぎ込むブログです。
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続き。本当に全篇、エロしかないです。
後々書きますが、益田は口で奉仕される事に関してトラウマがあります。







榎木津の機嫌は頂点から一気に急降下する。
もともと気の短い自分が慈悲の心で授けてやろうとした飴を、
目の前の下僕は払い落としたのだ。おまけに「それだけは嫌だ」などと言う。
こうなったら実力行使だ。榎木津が本気を出せば非力な益田など敵うはずも無い。
無理やり足首を掴んで開かせ、震える性器を握り込んで口に含もうとすれば、
捕食される小動物よろしく最後の力を振り絞って大暴れをする。

「それだけは駄目ですッ!榎木津さんッ!お願いです、後生ですから!!」

榎木津はそんな益田の頑なな態度に沸々と怒りが沸いてくる。
自分は何も彼を痛めつけようとした訳ではない。
むしろ褒美を与えようとしたと云うのに、この態度は何だ。

これでは自分がまるでご婦人に無体を働く無頼漢か、
処女のキリスト教徒を襲う強姦魔のようではないか。

「嫌、嫌です…」と、かぶりを振る益田にいい加減焦れた榎木津は、
彼の脱いだ服の下から「ある物」を取り出してヒュッと振り上げた。

それは益田のベルトに挿された乗馬鞭である。

そんなに飴が嫌ならお望み通り鞭をくれてやろうか、そんな意志表示である。
それでも益田は譲らない。怯えた顔で、それでも気丈に言葉を繋ぐ。

「打つなら打って下さい。でも、これだけはどうしても嫌なんです。
  お願いです、他の事なら何でもしますから…」

しばしの沈黙。榎木津は益田の頭上をじっと「視つめて」、
それからポイッと鞭を放り出した。それからおもむろに口を開いた。

「本当に何でもするんだな?」
「…はい」

なら、言いながら榎木津は自身の下履きをするりと膝まで下げ、
自分の性器を益田の眼前に掲げた。

「…舐めろ」



ぴちゃ、と云う微かな水音が部屋に響く。
益田は必死に榎木津自身に舌を這わせている。
舌先で鈴口を舐めてみたり根元から先端までツゥーッと舌で辿ってみたり。
指はただ添えられているだけだ。お世辞にも上手いとは言い難い愛撫である。

「相変わらず下手だなぁ。全然気持ち良くないぞ。
いつまでもチロチロ舐めてないで喉奥までくわえてみなさい」
「は、い…」

益田は口を大きく開けて、少しずつ榎木津を迎え入れる。
榎木津のものは平均的な日本人男性のそれと比べると遥かに大きい。
西洋人の血が入っているようなのは顔だけではないのだ。
何の反応もしていない時ですら、益田の絶頂時より大きい。
それが益田の口内で更に張りつめるのだ。

言わば益田は自分を刺し貫く為の凶器を研がされているようなものである。
流石に根元までくわえ込む事が出来なくて、涙目になりながら頭を動かして
必死に出し入れする。時折、上目使いの視線を榎木津に送ってよこすが、
わざと何も返さないでいてやる。

もう良いと言うつもりも、頑張ったと誉めてやるつもりも無い。

「歯を当てたらどうなるか分かるな?」

そう言って再び乗馬鞭を手に取り、ひたひたと背筋に当てる。
ビクッと肩を震わせて益田が頷く。
その反応に榎木津は沸々と加虐心が沸いてくるのを感じる。

「ああ、背中よりこっちを打とうか。僕と同じ場所を痛くしてやろう」

そう言うと未だ萎えていない益田自身にツゥ、と乗馬鞭の先端を当ててみせた。

「んうぅぅ…!!」

怯えた益田が身を捩るが、そんな事は歯牙にもかけない。

「なに。お前が歯を立てなければ良いだけの話だよ、マスヤマ」

そう言いながら榎木津は益田の先端の
先走りが滴る割れ目に鞭を当ててグリグリと刺激してやる。

「んうぅ…ふぅん…」
いつ振り下ろされるかと怯える事で神経が過敏になった身体は、
その刺激にも十分反応してしまう。

榎木津は、益田が自分にする愛撫の動きと連動させて鞭を動かした。
益田が先端にチロチロと舌を這わせれば先端の鈴口を刺激してやり、
茎の部分を辿れば同じように下から上に撫で上げてやる。
その度に益田の腰が切なそうに揺れる。

それでも榎木津はそれ以上の施しは与えてやらない。堪らなくなった益田は
右手をそっと自身に添えて擦ろうとした。榎木津はそれを見逃さない。

「何してる!」

そう言ってピシャリと手の甲に鞭を振り下ろした。

「痛ぁいッ!」

堪らず口を離した益田の髪の毛を掴んで、榎木津は意地悪く告げる。

「誰が触って良いと言った。僕の許可なく勝手に愉しむな」

泣きそうな顔の益田に「続けろ」と言って榎木津は今度こそ明確に顔を背けた。

これは益田に与えられた「お仕置き」である。神の施しを拒否した
下僕に対する、これは「罰」なのだ。だから益田の悦いようになどしてやらない。

「気を入れてやれ。こんなじゃ何時までたっても終わらないぞ」

コクン、と頷いて益田は榎木津を高ぶらせる事に集中する。
再び、ちゅぷ、くちゅっと云う音だけが響く。

実を言えば、榎木津とてそろそろ限界が見えて来ている。
だが少しでも益田を追い詰める為に、腹筋と括約筋に力を入れて
射精のタイミングをコントロールしているのだ。

乗馬鞭による益田への刺激も継続中だった。

益田の唇が亀頭をキュウッと締め付けた瞬間、榎木津に波が訪れた。
でも敢えて、益田にはそれを教えてやらない。
ドクン!と何の脈絡もなく喉奥に大量の精液が流れ込み、益田は堪らず噎せた。
「げほっ…!けほっ、うぅ…」

苦しそうに涙目で咳込んでいる益田を榎木津は見下ろした。
榎木津を口唇愛撫だけで達かせたのだ。益田にしてはよくやった方だと思う。そ
れでも敢えて「頑張ったな」とは言ってやらない。

「零すんじゃないよ、行儀が悪いなぁ」

そう言って細い顎を掴んで、飲み下しきれずに滴った精液を指で掻き集めて口腔に押し込んだ。

「全部飲むまでは許さないよ」

そう言って長い人差し指で益田の口内を掻き回す。口腔を目茶苦茶に掻き回されては
喉を燕下する事もままならない事など百も承知だ。

そうして上顎や舌の裏側などの敏感な部分を撫で上げてやる。
特に上顎は触れられると酷くむず痒い事を知っているから、
わざと重点的に攻めてやる。案の定くすぐったいのか益田は身を捩るが、
逃げられないように顎を固定して、更に執拗にくすぐってやる。

「んうぅ…!も、やらぁ…!」
「嫌だじゃないよ。ちゃんと飲みなさい」
「んふぅ…!やぁッ!えのきゆひゃんッ!」

ぐちゅぐちゅと目茶苦茶に掻き回され、もう呂律も回らない益田は舌っ足らずな声で
許しを乞う。その瞬間、ゴクンと喉が動いて最後の一滴を益田が飲み込んだ。


それを見届けた榎木津は、初めて満足そうに笑顔を作り、
益田の長い前髪を指で掬って口吻けた。

(3へ)
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職業:
妄想族。
趣味:
電車で読書。
自己紹介:
益田は正義だと信じてやみません。若者とオッサンを幸せにする為に奮闘する日々。
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